パーティーに夫人を招くことも検討したい。「いや、うちのやつなんか」と照れる退職者に、数日考える時聞を与えて返事をもらう。夫人の出席は、夫人には勿論、本人にとっても結果的に感激ひとしおのものになるだろう。

記念品は、置き物(彫刻、人形、花瓶、置時計)がよい。包装を解いて実物を皆が見られる形で贈呈したい。製造が間に合わないもの、かさばるものの場合は、目録贈呈となるが、出席者が足をすくわれた感じになるのは否めない。

出席者に順ぐりに主人公の思い出を語ってもらうのは良い趣向だが、それをテープに収録して主人公にプレゼントしても喜ばれる。

二次会のお膳立ても

パーティーが終って、「帰りのお車を呼んであります。どうぞ」では退職者も物足りないだろう。ほとけ作って魂入れずだ。幹事は心中を見てとって、二次会三次会のお膳立てをしてあげたい。退職者とおれおまえの仲の古参社員やお気にいりの部下を誘って、こんどは小さな店で飲み直しだ。

永い勤めに別れを告げる最後のパーティーである。「次長、今夜は盛大に飲みましょうよ。つぶれたって面倒見ますよ」。この一戸が優秀幹事の真骨頂である。今夜は盛大に飲みましょうよ。