歓迎パーティーで最も多いのが新入社員歓迎パーティーである。三月新卒のフレッシュマン達が、四月一日の入社式を終え、え、一定の共同研修期間を終えて、各部課に配属される。それを迎えて部課単位の宴席を設ける、ということで考えてみよう。

チヤホヤするのが歓迎でない

役付きだけ参加の場合でも、部課の全員が参加する場合でも、宴会場の場合でも、会社施設利用の場合でも、幹事の心得第一-条は同じであるr。「君達が来たことが本当に喜ばしいのだ」という上司先輩の気持ちを論より証拠で伝えることができ、同時に「よい職場に来た」と新人達にも喜んでもらえる一タにすること、が歓迎パーティーの本旨である。幹事は万事それを踏まえて計画を進めなければならない。

だからといって、新人をチヤホヤずることではない。「今夜は君達が主役だからね」とチヤホヤしたばかりに、悪酔いもあって、部長がカチッとくるような生意気なセリフを吐く。課長、係長、幹事、がん首並べて部長に詑びたでは、「あんな若僧見たことない」「いやな課に来たもんだ」と、歓迎パーティーの本旨と正反対になる。

歓迎パーティーの進め方

会場一と時聞は上司と相談して決める。新人にはお仕着せの一方通達でよいだろう。「料理る屋は若者向きじゃない」などの心配は無用だ。若者は未知との遭遇に興味を抱くのである。新人を上座に据える必要はない。上座は役付きが占める。上座に据えると、かしこまってしまって却って可哀そうでもある。といっても歓迎パーティーだから末席ではさまにならない。ほどほどの場所にまとまって坐ってもらうのが良いだろう。新人にはオフィス用のネームプレートを宴席でも着用させることを検討したい。上司先輩全員のネームプレート着用も考えられる。

歓迎パーティーに新人達の自己紹介は欠かせない。乾杯の前に済ませるのが常道だが、乾杯のあと、めいめいにタップリ時聞を与える方法もあろう。自己紹介は「簡にして、要を得て、若者らしい覇気があって、しかも生意気に聞こえないもの」が理想である。「二、三分はしゃべってもらうよ」と、幹事はあらかじめ伝えておいたほうがよい。新人の人数が多い場合は、姓名、出身地、出身校だけを自己紹介してもらい、あとは司会の一間新人の一答だけで次の番に移る方法も考えられる。

新人が上役の前に伺候してお酌をするという形に賛否両論はあるが、それが社風なら、とやかく言えない。幹事はタイミングを新人に教えて伺候させなければならない。あとで上司のほうからも新人達のそばへ出向いてビールを注ぐという形になれば、和気あいあいである。